World War3のレビュー!やや中途半端な印象は否めないか

未完成なゲームであることは間違いない

まず最初に断っておきたいのは、World War3は筆者が生まれて初めてマウスでプレイしたFPSであり、また武器や兵器の知識は無に等しいということ。つまりPS4のFPSエンジョイ勢によるレビューだということだ。

さらにWorld War3はアーリーアクセスであり、間違いなく未完成なゲームであること。そして5戦しかやっていないということ。

これらを踏まえた上で、結論から言ってしまうと筆者はそんなに楽しいとは思わなかった。

が、今後に非常に期待できるゲームでもあった。感想を述べる前にまずはどんなゲームと感じたかを書いていこうと思う。

BF:COD:オリジナル=7:1:2

現在プレイできるモードはBFシリーズでおなじみのコンクエストそのものだ。プレイヤーも最大32vs32の規模で戦車なども登場する。さらに弾薬を配ったり、味方を回復できるキットがあるなどゲーム性の根幹はBFであることは間違いない。

その中にスコアストリークというCoDシリーズでおなじみのシステムが導入されている。WW3ではデスしてもスコアは減らないので割と誰でも気軽に使うことができる。

そして味方に当たり判定があるFFの要素や、ミニマップの廃止、現代戦の雰囲気、銃の細かなカスタマイズ、チェストプレートへの当たり判定などの細かい部分でオリジナルを表現している。

筆者はBF4をプレイしたことはないものの、WW3が現代戦BFと言われるのも納得だ。

制作者の意図は?

WW3の創設者インタビューをEAAさんが和訳してくれたので一部を引用させていただく。

Q1. まずは、第三次世界対戦を舞台にしたリアルなFPSを作ろうと思ったきっかけを教えてください

The Farm 51はゲーム開発だけを行っている会社ではありません。本格的な軍事関連の研究開発プロジェクトにおいて、軍や軍事産業との協力で成功を収めてきた歴史があります。協力関係を通して戦術、戦略、戦闘車両、ドローンなどに関する多くを学ぶなかで、驚くことに昨今のミリタリーFPSでは我々が知っているリアルな要素が存在しないことに気づきました。

チームの大部分は軍での優れた経験を持っており、私たちのゲームでの経験と軍事企業との協力を融合して、本当に未来の戦闘がどのようなものになりえるかを描いた素晴らしいゲーム体験を届けようとしています。

Q2. 『バトルフィールド』シリーズとはどう差別化を? FPSジャンルの中で目指している立ち位置は?

全体的にはより戦術を大きく重視したゲーム体験です。近代戦の本質的な要素を再現し、長期的でグローバルな戦争において兵士の取る行動が生み出す結果を描きたいと思っています。

リアリズムとゲームプレイの楽しさの完璧なバランス。私たちが「プレイアブルなリアリズム」と呼んでいるものを見つけられればと思っています。

https://fpsjp.net/archives/319736

是非EAAさんの記事に目を通していただきたいところですが、要約すると「ゲームを通じて現代の戦争や戦闘をリアルに感じてもらいたい」ということのよう。また「楽しいだけのモードは追加したくない」とも言っている。

ミニマップがないのは不便だしFFはやっかいな要素だが、この辺りがリアルを表現しているということだろう。

レビュー

意図とモードが嚙み合っていない

WW3のレビューは「サーバー」やら「ロード」の話になりがちだがそれら技術的問題はさておき、がっつりゲーム性の話をしていきたい。

さて制作の意図通り現代戦のリアルを目指すということであれば、強調されるべきは「死んだら終わり」と言う点ではないかと思う。死こそが戦争のリアルのはずで、実際死んだら終わりのバトロワが巷を席巻しているところだ。

にも関わらず命の価値が非常に軽いコンクエストのようなモードをアーリーアクセスに持ってきたのは正直失策だと言える。

WW3では自分で操作するドローンが何種類か用意されているが、なぜこのような無人偵察機があるかと言えば兵士を命の危険にさらさないため。死んでもいいモードに無人偵察機は必要ないのだ。

個人のリスポン回数制限の提案

ここからは提案だが、命の価値を重くするシステムとして各個人に3、5、10などのリスポン回数制限を設けたらどうかと思う。

チームデスマッチはチームでリスポン回数を共有するが、あえて個人にリスポン制限を与えることで「これ以上死にたくない」と思わせる仕組みだ。

死に緊張感を与えることでようやく戦争や戦闘のリアルが生まれると思うし、現代戦ならではの無人偵察機を使う意味が出てくるように思う。

そうなるとスコアストリークはあまりにゲーム的でリアルとはかけ離れた存在だ。WW3が目指すべきはBFの大規模戦闘の中にR6sの緊張感を上手く取り入れることだろう。

やっぱり現代戦はカッコいい

ビジュアルはゲームにおいても非常に重要で、現代的な装備で駆け抜けていく兵士隊はやっぱりカッコいい。ミリオタでも何でもない筆者でもこのカッコよさにはしびれるものがある。

武器に関してはめちゃめちゃ詳細にカスタムでき個人的には違いがわからないものも多いが、見る人が見れば興奮すること間違いなしだろう。兵士の服装もものすごーくたくさんの中から選べ、色もたくさんのパターンから選べる。

これぞ現代戦FPSの醍醐味という感じでマップのグラフィックこそ微妙なものの、兵士達のカッコよさは他のFPSの追随を許さないレベル。

今後に期待!

現状はスポーティーなゲームとしては微妙だし、制作者の意図するリアルとは程遠い緊張感の無さで中途半端な出来であることは否めず、「サーバーの安定化」「ロードの短縮」「バグ」等の技術的な問題をすべて解決できたとしても人気のFPSになるとは思えない。

制作チームである「The Farm 51」には軍事関係者が非常に多いというのが何よりも強みだと思うので、戦争の緊張感をリアルに演出できれば現代戦という注目度の高いフォーマットも相まって化ける可能性は高い。

是非とも今後に期待したいタイトルだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です